次の項目で思い当たることはないか、チェックしてみてください。
- □洗顔後のつっぱり感が強い。
- □夏でも肌が乾燥する。
- □化粧のりが悪く、化粧崩れもしやすい。
- □毛穴が目立つ。毛穴の汚れが目につく。
- □ニキビができやすい、シミや小ジワができやすい。
- □最近、肌が過敏になってきた。
こういう肌のトラブルの原因は、間違った洗顔法にあることがたいへん多いです。もちろん他の原因が加わっている場合もありますが、まずは洗顔方法を見直すことから始めてみてください。それだけで肌トラブルが改善されることも意外に多いものですよ。
正しい洗顔方法とは、ひとことで言うなら「角質を痛めない洗顔法」です。必要以上に洗浄力の高い洗顔料を使ったり、さっぱりするまでゴシゴシこすったり・・・よくしてしまいがちな、いわゆる“間違った洗顔”は、「古い角質を取り除けば透明感が増す」と思い込んでいるからではないでしょうか。角質とは、表皮の細胞が基底層で作られてから徐々に上へ上へと押し上げられ、核を失った層になったものです。肌細胞の4週間の寿命のうち、半分の2週間が角質の状態です。そして、この2週間の間は肌表面でバリアとなって、次の角質ができるまで肌を守り、2週間経つと自然に垢となって剥がれ落ちていきます。つまり、2週間経つ前に外部からの力で角質を剥がし落としてしまうと、肌はバリア機能を失ってしまうのです。そして、表皮は急いで次の角質を作らなければならなくなり、できた角質は未熟で、本来の役目を十分果たせないものになってしまいます。この悪循環が「ターンオーバーの乱れ」と言われるものです。ですから、長い目で見て美しく健康な肌を保つために、まだ役目を果たしている最中の角質を無理矢理剥がしてしまうような洗顔法は避けなければなりません。