#6美肌への第一ステップ。スキンケアが上手な人ほど、メイク落としには気をつけています。

2017.05.12

肌の健康の度合いを計る一番わかりやすいバロメーターは、乾燥しやすい肌かどうかということです。言い換えると、スキンケアとは乾燥しにくい、保湿力のある肌を育てていくことです。保湿と保護はこういう肌が育つ過程でダメージを受けないための手当てですが、その前に洗顔で肌にダメージを与えてしまっては何もなりません。季節が変わって、今まで気がつかなかった肌の乾燥を急に意識しだしたという人は、もう一度洗顔料の選び方と洗顔方法を見直してみる必要があると思います。

メイク落としはオイルで化粧品の油脂を浮かして落とすタイプがおすすめ

ファンデーションやアイシャドウ、口紅などは肌から落ちにくいように油脂が含まれています。ですから、同じオイルで油分を浮かして落とすというのが最も肌に優しい方法です。ただし、界面活性剤がたくさん入っているものは肌への負担が大きいので、注意して選びたいものです。メイク落としには界面活性剤の力でメイクの油脂を乳化させるタイプではなく、メイクをオイルになじませて浮かせるタイプのものがおすすめです。界面活性剤は角質同士を繋いでいる脂質まで溶かしてしまうので、角質の剥がれを促進してしまうのです。クレンジングの後、肌に残るぬめりはクレンジング剤の油脂なので、次の石けん洗剤で洗い落とします。クレンジング剤をすすぐとき無理にぬめりを取ろうと擦り過ぎないように注意しましょう。
クレンジング剤のポイントは、クレンジング剤をたっぷり使い、手早く済ませることです。量が少ないと摩擦で角質を傷つけてしまいますし、時間のかけすぎは肌への負担が大きくなります。クレンジング剤を一旦手のひらにとって温めてから使うと、グンとよくなります。
まずはクレンジング剤を含ませたコットンなどでポイントメイクを落とし、その後、クレンジング剤を顔全体に伸ばしていきます。指の腹を使ってあくまでも優しく、円を描く表になじませていきましょう。擦り過ぎは禁物です。メイクとクレンジング剤が十分馴染んだら、ぬるま湯ですすぎます。この時ベタつき感があるからといって、すすぎ過ぎないように。クレンジング剤のベタつきは、この後の洗顔で落とせるので問題ありません。

クレンジングの後は、石けん、フォームの泡で汚れを落とす

洗顔のポイントは、ふんわりとしたきめ細かい泡を作ることに限ります。泡の吸着力は絶大ですから、ゴシゴシこすらなくても汚れが落ち、肌にも負担をかけません。頑張ってしっかり泡立てて、きめ細かい泡を作ったら、それを顔の上に乗せ、泡で汚れをくるめ取るような気持ちで優しく入念に洗います。すすぎも肌をこすらず洗い流せるシャワーが理想ですが、それが難しければ、ぬるま湯でジャブジャブかけて十分にすすいで下さい。石鹸の成分や溶け出した汚れが肌に残ると、ニキビなどのトラブルの原因になることもあります。
最後は水でサッとすすいで肌を引き締め、タオルを押しあてるようにして水分を吸い取ります。このときも決してこすらないように注意しましょう。汚れがきちんと落ちて、角質が綺麗に整っていれば、トラブル知らずの美しいお肌に限りなく近づけるはずです。乾燥に強い保湿力のある肌は、同時にみずみずしい透明感のある美しい肌です。そんな健康的で美しい肌を育てていくには、まず正しい洗顔法をマスターすることが第一です。
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